【東豊永地区の現状】
まず、森林は木材資材の生産以外に、治水や土砂災害防止などの多面的機能を有しています。人工林ではヒトが管理することにより、これらの機能を発揮してきました。
しかし、林業の衰退と過疎高齢化により放置林が増加し、現在では人工林の持続的な多面的機能の発揮が危ぶまれています。
これは我々東豊永地区も同様です。特にこの地区では急傾斜の人工林が多く、管理がより一層困難を極めています。
【東豊永地区の森林整備について】
森林環境保全整備事業を活用しています。森林整備には4工程あり、これらをあわせて一期と呼びます。
鳥獣被害対策 防護柵を設置してシカなどの被害から植栽木を守ります。 |
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地拵え 植付の準備を行うために林地を整備します。 | |
植付 新たに森林を作るために苗木の植え付けをします。 |
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下刈り 苗木を植え付けた後の5年間、周りの雑草木の刈払いをします。 これは植付の翌年から行います。 |
【森林整備の流れ(図)】
【活動実績】
第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | |
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植付時期 | 2019.8 | 2020.6 | 2020.8 | 2021.6 |
面積(ha) | 0.44 | 1.64 | 0.68 | 0.87 |
ネット延長(m) | 302 | 887 | 503 | 871 |
植付本数 | 880 | 3280 | 1360 | 1740 |
下刈り | 2020.8〜 | 2021.8〜 | 2021.8〜 | 2022.8〜 |